トレイルハシルアラウンド

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【最新版】鎌倉 トレイルランニングのルールとマナーまとめ

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トレランのルールやマナーが騒がれてから数年経ちます。鎌倉でのトレランルールとマナーについては徐々に広がりつつありますが、まだまだ意識が低く感じることもあります。

月に何度か鎌倉でトレランをしますが、毎回数人~十数人の山を走っている人(トレランをしている意識のない人もいるのであえてトレランとは言いません)を見かけます。しかし鎌倉トレイル協議会が制定した鎌倉でのトレランルールはまだまだ広まってないように感じることも多いです。知らなくて守ってない人もいるだろうし、知っていても守れていない人もいるんだと思います。

当サイトにも「鎌倉 トレラン 禁止」「トレイルラン マナー」などで検索されて来る方も多いので、鎌倉での最新のトレランルールについてまとめてみました。

 

 

ルールや鎌倉トレラン状況については何か動きがあれば随時更新していきます。

 

更新履歴

  • 2017年7月17日 「最新の鎌倉トレイルランニングのマナー&ルール」「団体でのトレランについて」について追加
  • 2017年2月28日 「トレイルランナー同士のすれ違いについて」「ハイカー(登山客)や観光客の方へ」を追加、その他一部修正

 

最新の鎌倉トレイルランニングのマナー&ルール

追記(2017年7月17日)

2017年6月29日(木)に鎌倉トレイル協議会 第3期総会が行われ、鎌倉でトレイルランニングする際のマナー&ルールがより具体的な内容で提唱されてました。

最新のマナー&ルールについては下記記事をご覧ください。

 

追記(2016年11月7日)
このルールは、鎌倉のトレイルを愛するトレイルランナー有志により設立された非営利団体「鎌倉トレイル協議会」が作成したルールです。
https://www.facebook.com/kamakura.trail/

 

「鎌倉はこう走ろう。」(鎌倉トレイル・ガイダンス&ルール)
鎌倉トレイル協議会 2016年7月26日版

1)人と自然に感謝しよう。
2)挨拶をしよう。
3)坂道はハイカー、観光客、親子連れが優先です。
4)すれ違うときは走らず、歩いて。
5)後ろから声をかけない方がいいときもあります。
6)トレイル以外に足を踏み入れない。
7)ゴミはすべて持ち帰りましょう。
8)すべての責任は自分にあります。
9b)集団で走るレース、競技会は開催しません。
ハイカー、観光客、親子連れなど多くの人で賑わう鎌倉のトレイルは集団レース活動はふさわしくありません。トレイルランニングのツアーやクリニックを行う場合は、できるだけ他の利用者の少ないコース、時間帯を選ぶようにします。

 

新ルール(2016年7月26日より)
歩く人に出会ったら歩く人になろう。
1.走ることをやめて、すれ違おう。
2.道幅が狭いところでは、道を譲ろう
※ひとりしか通れない道幅の狭いところでは、一般的な山のルールでは<山側に避けて道を譲りましょう>です。しかし、子供や高齢者の多い鎌倉のトレイルでは、運動能力の高いトレイルランナーが安全を確保したうえ崖側に避け、安全な山側を通してあげたいですね。大切なのはその場、その場の状況に応じた臨機応変な対応です。
3.坂道では登る人を優先しよう。
4.歩く人に追いついたら、
 ★速度を落として後ろについて歩く。
 ★道幅が広くなったところで横に並んで歩いて追い越す。挨拶は忘れずに。

 

2016年7月26日より新ルールを制定したため、9a)のルールは無くなりました。
9)走らず、ハイキングを楽しむ時と区間。
a)ここは走りません。
鎌倉トレイル協議会は以下の日時、その区間を「走らず、ハイキングを楽しむ」ようにします。
●天園ハイキングコースのうち 
半僧坊~天園(峠の茶屋):通年/土日祝10時~14時。
天園(峠の茶屋)~獅子舞~二階堂東電変電所 :紅葉時期(11月第3週~12月第2週)/終日。
●浄智寺~葛原岡神社 :通年/土日祝10時~14時。

ルールには難しいことは何一つ書かれてなく、ある意味当たり前のことしか書かれていません。すごく簡単な事なのでみんなで守っていきましょう。身近に知らない人がいたら是非教えてあげてください。

「ぶつからないで走れるし止まらなくてもまぁいっか」というような軽い気持ちでいると、本当に鎌倉の山はトレラン禁止になります。

 

また当サイトへの検索で多いのが「鎌倉 トレイル 禁止 時間」などのキーワードです。現在はルールを守って走れば曜日や時間帯による禁止コースはありません。(2016年7月25日以前のルールではありました)

 

 

 

団体でのトレランについて

追記(2017年7月17日)

2017年6月29日版のマナー&ルールで下記の「グループで走る場合」が追加されました。

[グループで走る場合]

  • リーダーはスタートの前にメンバーにルールとマナーを説明する。
  • リーダーはメンバーにゴミ袋を配付する。
  • リーダーは率先してゴミを拾う。
  • リーダーはメンバーに、それぞれの走り方のルールやマナーの遵守が、出会う人すべてに見られていること、同時に自分の行動に責任を持つように伝える。
  • メンバーは前の人について走るのではなく、ルールとマナーのもとに状況に応じて適切な判断を行い、速度を調整したり立ち止まったりする。
  • 観光客、ハイカーに迷惑をかけない人数で走る。
  • それぞれのグループにリーダーをつける。
  • グループ同士はつながらない。
  • グループごとにある程度の間隔を空けて行動する。
  • 最後のグループは、観光客、ハイカーに「これで最後です」と伝える。

出典:鎌倉トレイル協議会 Facebookページ

 

現在のルールでは人数・時間帯・コースの制限はありません。

私は土日の朝早い時間帯に走ることが多いので団体の方にはたまにしか出会いませんが、人数について多くても7、8人が限度だと感じます(特に人が多い天園ハイキングコースと大仏ハイキングコース)。10人以上の団体はトレランに限らず、鎌倉の道幅が狭くて人の多い山では他の方に迷惑をかけることが多いので、グループを分けて距離も離して行動することが望ましいと思います。

 

 

 

 

 

大仏ハイキングコースの原則トレラン禁止の貼り紙について

今年2016年の春頃(正確な日付は不明)に大仏ハイキングコースの各入口に鎌倉市による下記の貼り紙が設置されました。

浄智寺、大仏、佐助稲荷神社、樹ガーデンのそれぞれの登山口付近に貼り紙が設置してあるのを確認してます。(樹ガーデンだけ記憶が曖昧・・確かあった気がする)

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ランナーの方へ


幼児・高齢者の安全のため、歩行していただくよう、ご協力をお願いします。


鎌倉市

ほぼトレラン禁止と受け取れるような内容です。

2016年2月23日に行われた鎌倉市議会では「トレラン禁止!排除!」という考えは全くない様子だったので、突然このような貼り紙を見て驚きました。

個人的には鎌倉市のやっつけ仕事のような対応を見るとトレラン問題に取り組む気があるのか疑問に思います。私個人としてはこの貼り紙一枚でどうにかしようと考えている鎌倉市の対応には賛同できません。

もちろん幼児・高齢者の安全を守らないという意味ではなく、鎌倉トレイル協議会のルールを守って幼児・高齢者だけではなくトレイルを共有するすべての人の安全に配慮してトレランを行います。

安全を守らないといけないのはトレイルランナーだけではなく、ハイカーも観光客も同じです。

 

 

 

鎌倉市の今後の対応について

現在、鎌倉市としてはトレランルールについて協議中だそうです。2016年12月あたりに何か発表される可能性があるようです。

※2017年2月現在、私が知る限りではまだ何も発表されていません。

 

 

 

トレイルランナー同士のすれ違いについて

鎌倉トレイル協議会のルールでは「歩く人に出会ったら歩く人になろう」と書かれていますが、トレイルランナー同士のすれ違いについては書かれていません。

私は「走る人に出会っても歩く人になろう」というマイルールを作って走っています。狭い道も多いので走ってすれ違うのは危険ということもありますし、「歩く人に出会ったら歩く人になろう」というルールのクセをつける意味でも、ランナー同士でも歩いてすれ違う方が良いなと思っています。

ただ車が通れるほどの広い道ではスピードを落とせば、走ってすれ違っても良いと思っています(対歩行者の場合は広い道でもなるべく歩いた方が良いと思っています)。

ランナー同士で歩いてすれ違う人は現状だと2割程度しかいません。「走る人に出会っても歩く人になろう」というルールが広まってくれると個人的には嬉しいです。

 

 

 

鎌倉以外のトレランルールについて

この記事では鎌倉でのトレランのルールとマナーについて書いていますが、これは他の地域の山でも同じことが言えると思っています。

鎌倉では鎌倉トレイル協議会が鎌倉でのトレランルールを提案していますが、このようなルールがある地域は少ないと思います。鎌倉のトレランルールは全国共通で使えるルールだと思いますので、参考にしていただければと思います。

 

 

 

ハイカー(登山客)や観光客の方へ

山のルールやマナーを守るのはトレイルランナーだけではなく、ハイカーや観光客の方も全く同じだと思います。

  • 道いっぱいに広がって歩いたり立ち止まっている団体(グループ)
  • 20人以上の大人数で固まって歩いている団体
  • 道を譲られても当然のように歩き去っていく人

など、マナー違反だと思うハイカーや観光客の方にもたくさん出会います。

特に団体やツアー客のマナーは酷いと感じています。主催者やリーダーの方はグループ全体に注意を払って、ルールとマナーが守れる範囲の人数で行動して欲しいと思います。

 

 

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