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モントレイル フリューイッドフレックス F.K.T.はスピードを求めない人にも履いて欲しい【公式モニター】

 

コロンビアスポーツウェアジャパン様のモニター企画にて提供された「メンズ フリューイッドフレックスF.K.T.」のレビューです。

 

2016年10月上旬に開催されたmontrail(モントレイル)公式サイト「F.K.Tシリーズ モニター募集キャンペーン」に当選して、「メンズ フリューイッドフレックスF.K.T.」を1ヶ月間モニターさせていただきましたので、レビューしていきたいと思います。

 

モニター当選したときの記事はこちら

 

 

 

まずは簡単に私のプロフィール

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鎌倉在住のゆるゆるトレイルランナー。
ロードよりトレイルが好き。トレランが多いけどハイキング・登山もします。
トレラン暦 3年、ランニング暦 4年、ハイキング・登山暦 4年。

トレイルレース最長距離は八重山トレイルレースの38.5km(順位は上位50%)。
ロード10kmの持ちタイムは50分弱ぐらい。でも今は60分切れるのか・・?フルマラソンは走ったことないし、今後も走るつもりはない。
年に何回か夫婦でのんびり低山ハイクもしています。

こんな初心者寄りのゆるいトレイルランナー目線で「メンズ フリューイッドフレックスF.K.T.」をレビューしていきたいと思います。

 

 

 

 

メンズ フリューイッドフレックスF.K.T.について

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メンズ フリューイッドフレックスF.K.T.(Men's Fluidflex F.K.T.)
近年海外のトレイルランナー間で広がるGPS によるメジャーコースでのベストタイムの競い合い、【Fastest Known Time】への挑戦のために設計されたスピードシューズF.K.T.。超軽量ながらサポート性も併せ持ち、スムースで俊敏なトレイルシューズに仕上がっています。

コロンビア モントレイル 公式サイト - Columbia Montrail

 

つまりスピードを求める、わりとガチトレイルランナー向けのシューズ。
私のようなゆるゆるトレイルランナーはモニターに当選しなければ履くことはなかったシューズだと思うので(今まで購入候補に挙がったことは無かった)、モニターさせていただいて感謝しております。

 

フリューイッドフレックスF.K.T.

  • 値段は13,500円(税込)
  • 重量は片足264g
  • カラーは青・黄・赤の3種類。青が人気のようです。私は黄色好きなので黄色をいただきました。

 

2016年11月現在、モントレイル公式オンラインストアで販売されているトレイルランニング・マウンテンランニング向けシューズの中で最軽量&最安値(メンズ商品)です。

重量順に並べてみると、わりと重量と値段が比例しているのがわかって面白い。同じカテゴリーのシューズでも一番重いシューズと比べると約150gも重さが違うのは驚き。ちなみにアウトドライは防水透湿機能のあるシューズなので少しお値段が高めです。

264g 13,500円 フリューイッドフレックスF.K.T.
286g 14,040円 ログF.K.T
305g 13,500円 マウンテンマゾヒストIII
313g 15,120円 カルドラド
314g 15,984円 トランスアルプスF.K.T
320g 14,580円 バハダII
347g 17,280円 カルドラド アウトドライ
355g 15,984円 トランスアルプス
366g 15,120円 マウンテンマゾヒストIII アウトドライ
419g 18,144円 トランスアルプス アウトドライ

 

 

 

 

メンズ フリューイッドフレックスF.K.T.を鎌倉トレイルでカルドラドやバハダと比較しながら使ってみた

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モニター期間は2016年10月下旬~11月下旬の約1ヶ月間。

1ヵ月間でシューズを試した回数は合計9回、距離85km、累積標高3500mでした。ほぼ鎌倉でのトレランで、1度だけ丹沢ハイキングでも履きました。

鎌倉トレイルは一番高いところでも標高159mで山という山ではないですが、コースもたくさん選べて、気軽に行ける楽しいトレイルです。特徴としては、道は狭い所が多く、基本固めの土ですが、滑りやすい岩場も多かったり、年中ぬかるんだ道もあります。長く続く坂道は少なく、小刻みなアップダウンの連続です。(鎌倉は観光地で人が多いのでトレイルでのマナーは必須)

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元々モントレイルのシューズが好きで、トレイルランニング向けシューズ「バハダ」と「カルドラド」も所持しているので、比較もしながらレビューしていきたいと思います。

(左)バハダ(黄)
(中)フリューイッドフレックス F.K.T.(黄・黒)
(右)カルドラド(オレンジ)

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モントレイル最軽量264g

まず、フリューイッドフレックスF.K.T.を初めて履いて真っ先に感じたのはやはりモントレイル最軽量の軽さ。モニター前まではモントレイルの万能モデル・カルドラド(片足313g)を履いていたので、フリューイッドフレックスF.K.T.(片足264g)になって、片足で約50gも軽くなりました。(50gというと身近なところで単三電池2個分(約47g))

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山に入ってまず登りで足を上げたときに軽さを実感。思わず「軽っ!」と1人で声を出してしまうほど軽い感覚で、ひょいひょいといつもよりもスムーズに足が上がり、登りが楽でした。この軽さは短い距離でも実感できるけど、20kmとか30kmとかそこそこ長い距離を行動したときに後半の足の疲れ方が変わってきそうです。

次に下りをいつも通り走っていると、軽いので足がより早く前に出てくる感覚があります。いつもとたった50gの差ですが、本当に足が早く動きます。足が早く前に出ることによって、着地点を的確に選んで走れるようになり、スピードも出せるし下りで転ぶ危険性が減って安全に走れるようになりました。

本当に軽くて、ついついスピードを出して走りたくなりますが、自分の体力は当然変わらないので、飛ばし過ぎは注意が必要です(笑)

 

 

 

グリップ

カルドラドやバハダと比べるとソール(靴底)の凸凹が少ないので、グリップ力は少し劣るのかと思いましたが、全くそんなことはありませんでした。

必要な部分(つま先側)にしっかり凸凹があるので、カルドラドやバハダに劣るような感覚はありません。けっこう適当に足を着いても滑ることもなく安心してスイスイ走れました。

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それとフリューイッドフレックスF.K.T.のソールはグニャっと曲がるほど柔らかいので、より自然な感覚で足の接地ができて、しっかり地面を掴む感覚があるので安定感があります。それでいて、クッション性もあるので自分のような初心者に近いランナーでも問題なく使えます。

ただ、雨に濡れた木の根やツルツルした岩ではやはり滑るのでスピード出すのは注意が必要です。(たいていのトレイルランニングシューズに言えることだと思いますが)

 

 

 

プロテクション・サポート

つま先部分のプロテクションはバハダやカルドラドより少し頼りない感じはあるけど、岩などを思いっきり蹴ってしまわない限りは問題ないぐらいのサポート性はあります。それにシューズが軽いのでトレランやハイキングの後半に足が上がらなくって、つまづくような心配も少ないはず。

かかと部分はガッチリとサポートされているので、変に足を捻る心配は少ないです。

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その他

  • アッパー(靴の上の部分)が細かいメッシュ状の薄い素材なので、水溜りの中を走ってしまうとけっこう簡単に濡れてきます。でも薄い分、水はけも良く乾きも早いです。雨の日に走ってもシューズはそれほど重くならなそう。
  • 今まで履いていたカルドラド(28cm)と同じサイズのフリューイッドフレックスF.K.T.を履いたけど、つま先部分が少し狭く感じました。靴紐で調整できたので特に問題はなし。
  • 今回は試せなかったけど、全体的に軽量化されているシューズなので、岩がゴツゴツしたガレ場を長時間行動するのは向いてなさそう。
  • 黄色のカラーがとても格好良い!黄色好きとしてはバハダやカルドラドのカラーより好きです。黒×黄のソックスと合わせて使うとさらに格好良い。

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まとめ

今まで「フリューイッドフレックスF.K.T.」は名前に「F.K.T.」と入っているので、足の速いガチなトレイルランナー向けの商品だと思っていましたが、実際に履いてみるとそんなことはありませんでした。

「F.K.T.」という名のモデルではあるけれど、それはモントレイルからの1つの提案であって、スピードやタイムを気にしないゆるいトレランでも足が軽くなって気持ちよく走れるし、ハイキングや登山でもガレ場ではない低山ハイクなら重いハイスペックなトレッキングシューズより軽量でサポート性も十分なフリューイッドフレックスF.K.T.をオススメしたいです。 

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私と同じように「F.K.T.シリーズはエリートランナー向けだから・・」と敬遠していた人もいると思いますが、スピードを求めないトレラン初心者やハイカーの方にも是非履いてみて欲しいシューズです。

今後はガレ場の少ない土のトレイルがメインのコースのときは「フリューイッドフレックスF.K.T.」を履いていこうと思います。

フリューイッドフレックスF.K.T.の軽い履き心地と安定感はクセになります!!
 (カルドラドに戻らなくてもいいかなと本当に思うぐらい気に入りました^^)

 

 

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